セミナー情報



日本臨床精神神経薬理学会 臨床精神薬理医学教育委員会(研究教育)セミナー 2026

日時
2026年1月11日(日) 9時~11時
開催方法
Web開催
受講料
3,000円
内容
テーマ「精神科領域のSaMD開発最前線」

1)開会挨拶(理事長 獨協医科大学 古郡 規雄)

2)「プログラム医療機器(SaMD)による診断支援技術の最前線」
岸本 泰士郎(慶應義塾大学)

近年、IoTデバイスや機械学習技術の発展により、医療分野における同技術の活用が進みつつある。従来、人間が行ってきた診断プロセスの一部をデバイスやアルゴリズムが担うことが可能となり、ハードウェアを伴わない医療機器であるSoftware as a Medical Device(SaMD、本邦ではプログラム医療機器と呼ばれる)の開発が世界的に活発化している。
本講演では、診断支援を目的としたSaMDの海外での開発動向を概観し、特に活発な画像領域での活用に触れるとともに、精神科領域における新たな試みを取り上げる。また、SaMD開発におけるプロセスや規制・臨床実装上の課題について、演者自身の研究開発経験を交えながら論じる。

3)「治療用SaMD開発について」 
上野 太郎(株式会社サスメド代表取締役)

世界保健機関はデジタルヘルス戦略を策定し、情報技術の医療への応用を推進している。プログラム医療機器は新しいモダリティの治療法として、各種疾患に対する製品が開発され、近年では疾患治療ガイドラインでの推奨もされている。我々は医療現場のアンメットメディカルニーズに対する各種プログラム医療機器を開発するとともに、臨床開発の課題解決にデジタル技術を活用して取り組んできた。不眠症治療において、睡眠薬の適正使用が求められ、非薬物療法である認知行動療法が推奨されている。不眠症治療用アプリはガイドラインの推奨する非薬物療法を医療現場の負担を軽減した形で実現すべく開発され、治験結果を元に医療機器としての承認を受けている。本講演では各疾患向けプログラム医療機器開発とその背景について紹介する。

4)閉会挨拶(杏林大学 渡邊 衡一郎)


※本セミナー受講により精神神経薬理学専門医更新ポイント10単位が取得できます。
参加登録
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参加登録および入金締切:2026年1月5日(月)

※セミナー終了後に受講証と領収書を郵送いたします。

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問合せ先
日本臨床精神神経薬理学会事務局
Tel:03-6685-8760 Fax:03-3230-2479
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